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こんにちは、穂北( @hokitayoshifumi )です。

先日、後輩からメールが来ました。「(前略)…ASAPでお願いいたします。」

金色の服着たおっさんが思い浮かびましたが、As soon as possibleという意味らしいです。僕はイラッとしました。

僕が4年前に部署替えをして配属された部門で、彼は当時の新入社員でした。彼は、指導したにも関わらず、日々作業をこなすだけで、スキルアップをしようとしない人でした。

3年ぶりに一緒に仕事をしましたが、当然、やっぱりあんまり成長していませんでした。なのに、小手先のビジネス用語だけは使い、仕事ができる人ぶってるじゃないですか。それ、スキルアップじゃないよ!社2病だよ!

というわけで今回は、仕事時間中にスキルアップすることの重要性を紹介したいと思います。

 

勉強しない後輩

当時、日々の進捗状況がよくわからないのが問題になっていて、可視化したいという要望がありました。ただ、新しく始まった工程なので、可視化ができるツールがまだなかったのです。それで、何かツールを作ってくれと言われた僕は、エクセルのマクロ機能で作成することにしました。

で、僕はエクセルマクロなんて使ったことなかったので、この作業システムを作るのに、けっこう苦労したんです。しかし、この作業を通じて、エクセルのマクロ機能は、今後のいろんな作業を早くできるものだと実感しました。

その作業を、当時新入社員だったASAP君に引き継ぐことになりました。完全自動のものを目指しましたが、ところどころ手作業しないといけないが残っていたので「せっかく作業を引き継いで、マクロを触るんだから、この機会に勉強してみたら?まだ改善の余地があるから、そこを修正してみるとか」とアドバイスを送りました。彼は、「はあ」とかそういう感じの返事でした。

1ヶ月くらいたって、たまたま様子を見ると、当然のように僕が作ったままのファイルで、えっちらおっちら手作業を繰り返していました

手作業含めて30分くらいで、出来はするんですが、何か月も同じ作業をやるんですよ。けっこう大変な作業量です。

彼の直属の上司は、彼が時間をかけているのが気になったようで、この作業を外注することに決めました。僕は、さすがに外部にこんな質の悪いものを出すわけにはいかないと思ったので、結局、そこで手を加えました。10分くらいで作業できるようにしました。

 

失った時間は多い

今回の修正をやるために、まったくマクロの知識がない人だとしても、半日、つまり4時間もあればできるようになるような内容です。しかし彼がやらなかったために、失った時間は多いです。ちょっと計算してみます。

  • マクロを構築するためのBasic勉強時間 : 4時間
  • 毎日の作業時間-マクロ修正後の作業時間 : 20分
  • 1ヶ月分 : 20×20=400分=6~7時間

なので、結局この後輩が勉強しなかったために失った時間は、以下の通りです。たった一つの作業ですが、これだけ損しています。

  • 後輩が失った時間 : 2~3時間
  • 僕が失った作業時間 : 1時間

こんなに損するのに、勉強をしない理由とはいったい何でしょうか?

 

勉強しない理由1:後でやろうと思っている

実はASAP君がなぜ勉強しないのか、僕にはわかります。それは、「いいこと聞いたけど、目の前の仕事をこなさないといけないから、休みの日に勉強しよう」です。

結論から言うと、こういう風に考える人は、絶対にやりません。なぜなら、仕事を改善をすることが、目の前の作業より優先度が低いからです。もっというと、「仕事を改善=将来楽をするために頑張る」より、「目の前の仕事を非効率でもいいからやって、量を減らして気持ちを楽にする」ことが大事だと思っているのです。

こういう人は、休みの日に「自分の将来を楽にするためにやる勉強」を予定に入れていたとしても、友達に飲みに誘われでもしたら、「目の前の楽しい時間」を優先します。

知っています。僕がそうでしたから。

 

勉強しない理由2:仕事中に勉強してはいけないと思っている

もう一つ。仕事中に、スキルを上げるための勉強をしてはいけないと思っています。僕も一時期はそう思っていました。

ですが、理由1でも書いたように、仕事外で勉強など、たいていの人はしません。よって、仕事に使えるスキルは仕事中にしか身に付けられません

 

作業に直接結びつく勉強をする

お金もらって仕事しているのに、その時間にスキルアップをするとは何事かということを言い出す人がいるかもしれません。仕事中に勉強してもいい理由を書いておきます。

なんか作業をするときに、作業をするための調べ物をすることはよくありますよね。それの延長線上だと思ったら良いです。さっきも示したように、勉強してスキルアップせずに、目の前の作業を古いやり方でやっても、時間がかかるだけです。

古いやり方は、時間の無駄なのです。

僕は仕事中にBasicの勉強をしながら、マクロを組み立てました。仕事中にばりばり勉強しました。結果、たくさんの人の作業時間を減らしました。何か問題あるでしょうか。

 

仕事中に勉強することを許容しない会社はあなたを潰す

もし仕事中に、仕事のスキルを上げるための勉強を許容しない会社があったとしたら、その会社はやばいので逃げた方が良いです。

仕事中に勉強せず、古いやり方でやるのを強制するということは、あなたを人間ではなく機械として見ています。あなたが成長して、より良い方法で作業をすることに期待していないということです。

そして、こんなやり方の会社は、会社自身が成長できません。なぜなら会社を動かしているのは人だからです。本当にびっくりするくらい変化が激しい時代です。その中で、最も重要な財源である、人間の成長を避けるような会社は潰れます。今のうちに転職サイトなりに登録して予防線を張りましょう。

 

仕事中に勉強するコツ

仕事中の勉強を実践していく中で感じた、コツを紹介しておきます。

 

普段から課題に思っていること、勉強したいことを書き出しておきましょう

僕がやっているのは、普段から課題に思っていることを書き出してメモにしておくことです。ある仕事を振られたとき、その仕事を通して解決が図れそうな課題を、潰します。そうしていると、その仕事の作業時間も減りますし、自分のスキルアップもできて、本当に仕事を効率化できます。

 

勉強する時間を決めましょう

目の前の作業に追われ、勉強する時間が取りにくい場合もあります。そういう場合は、スキルアップは長期戦で考え、時間を細切れにします。1日30分とか決めてしまい、一日の作業開始と同時に、まず勉強を始めます

僕の場合、こういう風に先に勉強に取り組みだすと、勉強に集中してしまい、30分のつもりが2時間くらいたっていた!ということもあります。その間、作業は進みませんが、スキルアップの方が重要だからいいんです

 

まとめ

今回は仕事中に勉強することの重要性を示しました。僕がもっとも大切だと思うのは、仕事をすることは、人生の目的ではなく、人生を豊かにするために会社を利用してやろうという気持ちだと思います。会社は、なりたい自分を達成するためのツールです。

なので、お金をもらって勉強すればいいじゃないですか。あなたが優秀な人材になれば、あなたが嬉しいだけでなく、会社としてもプラスです。